楽器習得の手引き

●それぞれパートの上達の為のキーワードと欠点です。

まずは上達の為のキーワードを得意にして、次に欠点を克服すると良いプレーヤーになれるとおもいます。
□ギター
 ・エレキギター
  コード、リズム、バッキング、 ピッキング、アドリブ、スケール、運指練習、ブルース、ロック、ハードロック、アコギ、

 (欠点)得意なものしか弾けない。

 ・アコースティックギター
  コード、リズム、バッキング、フォーク、エレキギター、歌、

(欠点)得意なものしか弾けない。少し弾けるようになると成長が止まる。

□ベース
 リズム、ビート、グルーブ、安心感、コード、コード楽器、理論、ロック、ファンク、ラテン、

(欠点)練習しない。真面目に追求すると地味なのでハッタリに走る。ちょっと弾けるとプロ気取り。

□ドラム
 リズム、ビート、グルーブ、体力、曲調、きっかけ、記憶力、テンポキープ、ロック、
 ファンク、ラテン

(欠点)音量バランスが悪い。合図が苦手。技に溺れて音楽性の欠如。様子見て叩く。

□パーカッション
 性格的ノリ、ラテン、皮物、追求心、記憶力、感覚、

(欠点)テキトーになる。なんちゃって奏者になる。

□キーボード
 ・ピアノ
  タッチ(音色)、リズム、アドリブ、バッキング、読譜、コード、クラシック、ジャズ、ブルース

(欠点)リズム感がない。

 ・シンセ
  センス、音色、シミュレーション、アレンジ、ポップス、説明書

(欠点)生楽器を知らない。タッチが悪い。機材依存。

□ボーカル
 魅力、表現力、詩心、リズム、健康管理、音程、声質、R&B、ソウル、AOR、伴奏楽器、

(欠点)モノマネになる。小節を数えられない。気持ち入れたフリする。

□マルチプレーヤー(複数楽器)

 (欠点)何やっても下手。責任感なくなる。相手にされなくなる。

□音楽講師、指揮者、音楽バー&ホールのマスター、スタジオオーナー

(欠点)口だけになる。ちょっとしか演奏できない。

□楽器店員
 
(欠点)知ったかぶり。

□作曲、編曲

(欠点)パクる。

□賞歴、過去の栄光

(欠点)引きずる

□どのパートでも陥るこ
 ・中上級者による初心者へのアドバイス
  →良かれと思っているのは本人だけで迷惑です。もしなにか助言を求められたなら答えてあげてください。
 ・昔の武勇伝
  →もし聞かれたら話してあげてください。
 ・むりやりバンドに勧誘
  →世の中良い人ばかりではないので。
 ・練習せずにライブに出る
  →最善は尽くしましょう。
 ・マウント取ったりミュージシャンぶる。
  →本気で勘違いしてるか、自分の劣等感を補償している。
 ・難しいことを言う
  →理論やリズム、グルーブのことを一方的に語る人は演奏始まると残念な人が多い。
 ・好きなアーチスト自慢や情報通
  →練習や聴き込む方に時間を費やした方がよい。(受験生の成績悪いのに情報通みたいな)
 ・知り合いが上手い人
  →当人の実力には全く関係ありません。
 ・音楽の好き嫌いが多い
  →ほどほどに、
 ・評論する
  →感想を言うのは自由だけど、、、。
 ・たくさん機材を買う。
  →楽器業界は潤うのでどんどん散財しましょう!
 ・セッションやライブした後に悔しい思いをする。
  →悔しい思いをする方が伸びます。

□バンドを組む
 ・出来上がった音源やマイナスワンの音源に合わせて弾けても弾けてるうちにはならない。自らリズム・グルーヴを出せるようになるためにも他者とのアンサンブルは必要。
 ・セッションではなくパーマネントなバンドでアンサンブル、アレンジを練っていくのは大きな財産になる。
 ・自分の目標にあった人達と組む。
  →高校野球で言うと「甲子園でベスト4を狙う」「甲子園予選2回戦突破目標」「大会には出ない」どれも悪くはなくその人の生き方だけど所属を間違うと、、、。
 ・自分が上達できるか。
  →「自分が一番上手いバンド」と「自分が一番下手なバンド」両方経験できるとバンドを引っ張って行く力と頑張って技術を磨くことができる。
 ・人間性、人格を作る
   →時間や金銭面、バンド練習の時に個人練習をしてくるなど。
 ・メンバー選び
  →上手な人、有名な人などギャラ払って集めただけでは良いバンドは作れない。監督がいて野球チーム、サッカーチームを作るようなものでメンバーが同じ方向性を持ち共に研鑽していけることが大切。マイナスワンの生オケだと思っているとダメ。
 ・選曲
  →個人のスキルアップの為の曲は3ヶ月の練習で形になるものが最適。一方バンドでする曲はライブ前提なら5曲〜15曲でアンサンブルとパフォーマンスを重視しないといけないのでテクニック的には余裕のある曲でないと人に聞かせるクオリティーにはならない。
 ・バンマスを決める
  →信頼できるメンバーにバンドマスター(音楽リーダー)をしてもらう。あなたになることもあります。バンド内で各々が個人的に物申すと一見民主的ですが揉め事になることが多いのでバンマスに相談してみる。集合住宅の管理人のような。
 ・しゃしゃり出ない
  →バンマス以外が調子に乗ってあれこれ言ったりしてると喧嘩になるかクビになります。
 ・人前で披露する
  →100点の技術を披露することが目標ではなくできる限りの練習をして、聴いてほしい、見てほしい、思いを伝えたい等できれば。もちろん感動的なこともあれば悔しい思いをすることもあるが今後の財産になる。
 ・やめ時
  →練習してこない、同じ間違いを繰り返す、練習本番の日程が合わないなどはその人のバンドへの優先順位が落ちているので他を当たった方が良い。